Workbenchモジュールの使い方 (Drupal 7)

Workbenchモジュールは、コンテンツ管理者向けの簡単にコンテンツ管理を提供するモジュール群です。
Workbenchとは日本語で(大工・機械工などの)作業台という意味です。

以下のWorkbenchモジュール群を必要に応じてインストールします。

モジュール名 基本的な機能
Workbench Access Workbranchのアクセス権限を提供します。アクセス権限はコンテンツ毎やタクソノミー毎等柔軟に対応できます。
Workbench Moderation Workbenchのワークフローを提供します。編集前のコンテンツが公開されている状態で、そのコンテンツを編集してもアクセスエラーが発生しません。
Workbench Files Workbenchのファイル一覧画面の提供をします。
Workbench Media Workbenchのメディア管理画面を提供します。

実際にWorkbenchモジュールを利用して2段階のワークフロー機能を設定する手順を記載します。

コンテンツタイプと役割の設定

1.コンテンツタイプの設定

コンテンツタイプ「記事」の「掲載オプション」設定を変更します。

  1. コンテンツタイプ「記事」の編集画面を表示
    [管理] → [サイト構築] → [コンテンツタイプ]を選択し、表示される画面の上部にある「記事」の「編集」をクリックします。
  2. 「掲載オプション」の設定変更
    左側の「掲載オプション」をクリックし、「デフォルトオプション」では「新しいリビジョンの作成」と「Enable moderation of revisions」にチェックを入れます。
    Default moderation stateでは「Draft」を選択し、「Check」をクリックします。

2.役割の作成

新規の役割を作成します。上の図の「assistant」の役割を作成します。

  1. 役割の作成画面を表示
    [管理]→[user]をクリックし、上部の「権限」タブをクリックします。表示された画面の「役割」をクリックします。
  2. 追加する役割の名前を入力する
    表の一番下にある空白欄に「test role」と記入し、「役割の追加」をクリックします。
  3. 「権限」の編集
    「test role」の権限を編集します。
    表示された画面の「権限の編集」をクリックします。
    以下のようにチェックをいれます。

    a.「Filter」の設定

    b.「Node」の設定

    c.「Toolbar」の設定

    d.「Workbench」の設定
  4. ユーザーに「役割」をつける
    上部の「リスト」タブをクリックします。
    「test role」権限をもっていないユーザーの「編集」をクリックします。
    *「administrator」権限をもっているユーザーしかいない場合は、上部の「ユーザーの追加」を押し、新規ユーザーを作成して下さい。
    「状態」が「アクティブ」になっていることを確認し、「役割」の「test role」にチェックします。そして「保存」を押します。

Workbench Moderationの環境設定

1.ワークフローの手続き項目の作成

ここではワークフローの手続き項目を「下書き」、「承認」、「公開」の3つとします。

  1. 項目の編集画面の表示
    「State」編集画面の表示します。
    [管理セクション] → [環境設定] → [Workbench Moderation]をクリックします。そして画面の上部にある「States」タブをクリックします。
  2. 追項目(ステート)の作成
    手続きの項目(ステート)を作成します。
    デフォルトで、Draft(下書き)、 Needs Review(承認)、 Published(公開する)となっています。何も変更せず、画面下部の「保存」ボタンをクリックします。

2.ワークフローの処理手順を作成

ワークフローの流れを以下のように設定します。

  1. 処理手順編集画面の表示
    「Transitional」画面を表示します。
    [管理セクション] → [環境設定] → [Workbench Moderation]をクリックします。画面の上部にある「Transitions」タブをクリックします。
  2. 処理手順の設定
    デフォルトは以下の状態となっています。
    ①「下書き」から「承認」に移動させます。
    ②「承認」から「下書き」に戻ります。
    ③「承認」から「公開」に移動します。
    今回も何も変更せず、画面下部の「保存」ボタンをクリックします。

3.手続きの権限確認

サイト内の各役割に対して以下の項目の権限が確認できます。

Author moderated content 承認されたコンテンツの作者となる権限
Edit moderated content 承認されたコンテンツを編集する権限
Modetate content コンテンツを承認する権限
Publish moderated content 承認されたコンテンツを公開する権限

それぞれの手続きに対し以下のように作業者を設定します。

手続き項目 下書き 承認 公開
役割名 administrator administrator administrator
test role - -
ユーザー名 admin assistant
役割名 administrator test role
  1. 権限確認画面の表示
    「Permission Check」画面を表示します。
    [管理セクション] → [環境設定] → [Workbench Moderation]をクリックします。そして画面の上部にある「Permission Check」タブをクリックします。
  2. 「administrator」の権限を確認
    *administratorには、事前に[ユーザー]→[権限]の画面で、すべての権限があるように設定しています。
    「administrator」は4つのすべてのタスクにおいて有効であることを確認します。
    Drupal rloleを「administrator」、Moderation taskは「Publish moderated content」を選択します。Content typesの「記事」にチェックをいれ、「Check」をクリックします。
    「Drupal rlole」を「administrator」、Moderation taskは「Moderate Content」を選択します。Content typesの「記事」にチェックをいれ、「Check」をクリックします。
    他の項目も同様に確認します。

    成功すると以下の文章を表示します。

    エラーがでた場合は、各役割に対する権限の設定をもう一度見直してください。
  3. 「test role」の権限を確認
    「test role」には「下書き」しかできないように、上の「test role」権限を作成しています。ここでは、実際に「公開」そして「承認」できないことを確認します。
    Drupal rloleを「test role」、Moderation taskは「Publish moderated content」を選択します。Content typesの「記事」にチェックをいれ、「Check」をクリックします。
    下記のようなエラー画面を表示します。

    Drupal rloleを「test role」、Moderation taskは「Moderate Content」を選択します。Content typesの「記事」にチェックをいれ、「Check」をクリックします。
    エラー画面を表示します。
    Drupal rloleを「test role」、Moderation taskは「Edite moderated content」を選択します。Content typesの「記事」にチェックをいれ、「Check」をクリックします。
    エラー画面を表示します。

My Workbench画面の使い方

My Workbench画面には、以下4つの画面があります。
・作成、編集したコンテンツの詳細一覧、ユーザーのプロファイル画面
・コンテンツ作成画面
・下書きのコンテンツ一覧画面
・承認が必要なコンテンツの一覧画面

1.コンテンツの作成

  1. コンテンツの作成画面を表示
    My Workbenchから「記事」の作成画面を表示します。
    まず、test roleの権限のユーザーでログインします。
    [管理] → [Workbench]をクリックし、「CREATE CONTENT」タブをクリックします。
    そして表示される画面にある、「記事」をクリックします。
  2. コンテンツの基本情報を入力
    「記事」の基本情報を入力します。
    「Title」欄に「初めてのワークフロー」、「Body」欄に「始めてワークフローを作りました。」と入力します。
    入力を終えたら、画面下部の「保存」ボタンを押します。
  3. コンテンツを承認画面に遷移
    作成したコンテンツを「Needs Review」画面に遷移させます。
    上記の「保存」ボタンを押した後に表示された画面で、「Moderate」を「Needs Review」を選択し、「Apply」ボタンを押します。

2.作成されたコンテンツを承認し公開する

「admin」の「Needs Review」画面で、「hidaka」(「test role」権限を持つ)が作成した「記事」を公開します。

  1. コンテンツを表示
    「administrator」の権限をもつユーザーでログインします。
    [管理] → [Workbench]をクリックし、「NEEDS REVIEW」タブをクリックします。
    そして画面にある「初めてのワークフロー」をクリックします。
  2. コンテンツの内容を確認
    コンテンツを確認します。問題ないようであれば公開します。
  3. コンテンツを公開
    タイトル「初めてのワークフロー」をWEBに公開します。
    「Moderate」のドロップダウンバーから「Published」を選択し「Apply」をクリックします。
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