今、最も人気のある2大オープンソースCMS、DrupalとJoomla!。Drupal6.1とJoomla!1.5で比較的類似したサイトを作成した場合、どちらのサイトの方がより高いパフォーマンスを出すのか調査した結果が、海外のサイトに掲載されていたので翻訳しました。テスト環境・条件と結果は以下のとおりです。
サーバ環境
| CPU |
Intel Core 2 duo T5250 with Santa Rosa chipset (1.5Ghz 667MHz FSB 2MB L2 cache) |
| HDD |
2GB DDR2 |
| サーバ |
XAMPP(Zend Optimizer無効) |
| Drupal |
6.1 |
| Joomla! |
1.5 |
テスト条件
同時接続ユーザ・・・1
リクエスト数・・・1000
サイト構成は以下の2パターンが用意され、それぞれについてパフォーマンス調査が行われました。
fresh site・・・インストール後の状態にコンテンツ1つのみ追加
+content・・・コンテンツ数:11、トップページに表示するコンテンツ数:10、 トップページに表示するブロック数: 2(検索フォーム、ログインフォーム)
またキャッシュ設定も適用する場合と適用しない場合でそれぞれ調査が行われました。設定の詳細は次のとおりです(両CMSとも標準で利用できる設定を対象としています。)
| Drupal |
Caching mode: normal Page Compression: enabled Block cache: enabled Optimize CSS files: enabled Optimize JS: enabled |
| Joomla!
| Gzip compression: Yes Cache: Yes |
また、デフォルトでの両サイトの違いが調整されています(ログインフォームの表示/非表示、「つづきを読む」リンクの表示/非表示)。
テスト結果
|
Drupal |
Joomla! |
| コンテンツ |
キャッシュ |
ページ読み込み時間 (ms) |
レスポンス待ち時間 (ms) |
ページ読み込み時間 (ms) |
レスポンス待ち時間 (ms) |
| fresh site |
なし |
248 |
225 |
358 |
341 |
| fresh site |
あり |
66 |
54 |
277 |
260 |
| +content |
なし |
388 |
354 |
512 |
482 |
| +content |
あり |
70 |
52 |
308 |
280 |
結論
- Drupalは上記のどの場合においてもJoomla!より高い処理結果が表れました。
- Drupalはキャッシュを有効にしている場合、fresh siteでは74%、+contentでは86%読み込み時間を削減しました。
- Joomla!はキャッシュを有効にしている場合、fresh siteでは23%、+contentでは20%読み込み時間を削減しました。
注意点
- このテストはインターネットを介していないため、実際の環境では読み込み時間とレスポンス時間に差が生じます。
- サーバは1台であるため、読み込み時間とレスポンス時間は、複数台の時より遅くなっていることが想定されます。
- ただし、両CMSの比較をする上では影響はないものと考えられます。
- サーバにXAMPPを利用しているため、LAMP環境では結果が異なる可能性があります。ただし、両CMSの比較をする上では影響はないものと考えられます。
- このテストでは各CMSの最適化は、標準機能で設定できるものを対象としています。
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